おりものが臭う原因と対策

おりものの臭いについて

おりもの臭いで困っている人はたくさんいるはずです。
そして「自分のおりもの臭いが酷い」という自覚がある場合は、
周囲の人も(おりものによるものだとは分からないでしょうが)
臭いに気付いている場合があります。

 

そして、婦人系統の病気のサインとしておりものの臭いが酷くなるケースもあります。

 

 

こんなおりものが出たら注意!

1:酸っぱい臭いが強いおりもの
2:サラサラして水に近いおりもの
3:生臭いような臭いがきついおりもの

 

普通のおりものでも、多少酸っぱいような臭いがする場合もありますが、
「多少」であれば問題はありません。ですが、普段よりも明らかに
酸っぱい臭いが酷いのであれば気を付けるべきです。

 

何らかの疾患や身体の調子の変動のサインである場合があるからです。
水に近いサラサラしたおりものが出て、その臭いが酷いというケースでも、注意するようにしましょう。

 

また、腐敗した魚のような酷い臭いのするおりものが出た際も、
身体に何らかの異変が生じている恐れがあります。

 

 

なぜおりものの臭いが酷くなるのか?

主に以下のような原因によって、おりものの臭いは酷くなってしまいます。

◇乾燥が原因の雑菌の繁殖
◇膣の中の善玉菌(臭いの要因菌を退治してくれます)が減っている
◇善玉菌と臭いの要因菌のバランスが悪い
◇細菌性膣炎に罹っている

臭いの要因菌が多くなってしまうと、臭いが酷くなります。
このような場合は、膣の中の善玉菌と悪玉菌のバランスが悪くなり、
悪玉菌が多くなってしまっている可能性が非常に高いです。

 

 

おりものの臭いのケア手段

 

善玉菌を残しつつケアしましょう

臭いの要因菌を退治してくれるわけですから、善玉菌を残しつつおりものの臭いをケアする必要があります。
ですがそれで躊躇してしまって、ケアが甘くなってしまうと、当然おりものの臭いは酷くなってしまいます。

 

ですから、おりもの用のソープなどを使って、泡の力で軽く洗うようにしましょう。
洗浄能力が高過ぎるソープ等でゴシゴシ洗浄するのは厳禁です。

 

 

膣洗浄剤を活用しましょう

医療機関などで膣の中を洗う際は、専用の洗浄剤を使っています。
これならば、安全におりものの臭いをケアする事が可能です。

 

通販等を使えば、私達も膣洗浄剤を買う事ができますので、
おりものの臭いで悩んでいる人は試してみると良いかもしれません。

 

きちんと保湿

角質層が分厚いほど、水分をキープする能力が高くなると言われています。
ですが、陰部の角質層の厚さは顔のそれの5割程度しかないと見られています。

 

ですから、陰部は乾きやすく皮膚への負荷も掛かりやすい部位であると言えます。
そのため、雑菌が繁殖しておりものの臭いが酷くなりやすいので、
保湿もきちんと行うようにしましょう。

 

 

おりものの役割と基本情報について

女性は成長する中で、身体に色々な変化が生じます。
その中の1つに「おりもの」があります。
もちろん知らない方はいないでしょうが、生理の情報よりは、
目にする事が少ないでしょうから、あまり詳しくない方が多いのではないでしょうか。

 

それでもおりものは大切です

女性の思春期は男性のそれに比べて、かなりデリケートです。
身体的に分かりやすい生理がありますし、メンタル的にも変わっていくからです。

 

おりものや生理を初めて体験するわけですから、思春期には色々と戸惑ってしまうかもしれません。
そして、生理についてはまだ自分の中で折り合いがつくかもしれませんが、
おりものに関しては、必要性が良く分からずに悩んでしまう人も大勢います。

 

また、おりものには臭いや粘り気もあるので、汚く思ってしまう人もたくさんおり、
ストレスを感じてしまう女の子がたくさんいるようです。

 

 

女性の身体とおりもの

男女問わず、人体は「不要なもの」を外に追い出しています。
その最たるものは便や尿などの排泄物だと思います。

 

排泄物には、人体に害のあるものも入っていますから、それを追い出さなければならないのです。
そして、おりものも排泄物の一種です。

 

おりものは、粘膜物質や不要な細胞でできています。
このおりものを膣や子宮から排除する事で、膣内の細菌が過剰に繁殖してしまうのを防止しているのです。
つまり、おりものには膣内細菌のバランスを安定させる役割があるのです。

 

 

膣の中の常駐菌としては、デーデルライン桿菌という善玉菌がメジャーです。
デーデルライン桿菌には、悪玉菌の仲間であるカンジタ菌や大腸菌の繁殖をブロックする働きがあります。
おりものが出る事により、膣の中のコンディションが安定して、このデーデルライン桿菌が住みやすくなるのです。

 

 

また、おりものは排卵期にも大切な役目を果たします。
精子が受精する際には、膣の中に無数にある常駐菌を突破して卵子にまで届く必要があります。

 

この際に大切になってくるのがおりものです。精子はおりものによって包み込まれて、
ガードされたまま常在菌を突破して、卵子まで届いて受精に至るのです。
おりもの 臭い

 

おりものが変わるのはなぜ?

生理が開始するとおりものが出るようになりますが、
おりものの臭い、性質、色合い等は、色々な原因によって変わります。

 

おりものが出る量と年齢

まず、年齢によっておりものは大幅に変わります。
「卵胞ホルモン」という女性ホルモンと、おりものの活性や出る量が関連しています。

 

歳を重ねるごとに卵胞ホルモンが出る量は変動します。
また、生理開始頃に活性も上昇し始めて、
女性の身体が大方成長し切る20才頃に一番高くなり、
そこからは年を重ねるごとに徐々に低下していきます。

 

そして、おりものが出る量も、卵胞ホルモンが出る量と比例して、
歳を重ねるごとに低下していきます。
これは、卵胞ホルモンの働きが徐々に鈍っていくからです。

 

おりものの状態と生理

生理のサイクルとおりものは深く関わり合っています。
生理が終了する頃に出る量が増え始め、排卵期に一番増えます。
出る量が増えると、おりものの粘り気は強くなります。

 

また、体調次第で臭いがキツくなったり、黄色くなったりする場合もあります。

 

固まったオリモノは何かのサイン?

おりものの臭いや色合いは、人それぞれ異なりますが、
普通は液状であり、ゼラチンのような粘り気があるものです。
ですが、固形のおりものが出る事も稀にあります。

 

 

固形のおりものが出る

おりものは粘り気の強いゼラチンのような状態である場合もあれば、
水のようにサラサラした状態である場合もあります。
この「状態の違い」は、水分量の差異によって生じます。

 

そして、稀に粘り気が強過ぎて、固形のおりものが出る場合があるのです。
「ゼラチンのようなおりもの」は、「サラサラしたおりもの」と
「固形のおりもの」の中間くらいであると言えるはずです。

 

 

固形として出るおりもの

ゼラチンのようなおりものであって粘り気が強過ぎる場合は、固形として出てくる事があります。
排卵期に近づくにつれて粘り気が強くなるので、その時期ほど固形として出てきやすいです。

 

普通のおりものは、触ると糸のように伸びていきます。
このようなおりものは蒸発しやすいです。
排卵期が近づくにつれて女性ホルモンの働きが強くなり、このように粘り気のあるおりものが出るようになります。

 

しかし、このようなおりものが乾いてしまって、膣の中から固形の状態で出てくる事があるのです。
このようなケースでは、疾患である可能性はほぼありません。
ですが、固形状のおりものが疾患のサインである場合もありますから、油断できません。

 

 

疾患の可能性があるおりもの

次のようなおりものが出た場合は、疾患のサインである可能性があります。

 

塊で白濁しているおりもの

細菌が原因の病気であるカンジタ膣炎がその一種です。

 

膣の中の常駐菌であるカンジタ菌が原因になって生じるのがこの病気であり、
身体の抵抗能力がダウンして、自然にかかってしまう場合もありますし、
セックスが原因で感染する場合もあります。

 

そしてこの病気の時に、ボロッとした固形で白濁のおりものが出る場合があるのです。
体調を崩したり風邪を引いたりすると、カンジタ膣炎になってしまって、
このようなおりものが出てきてしまう場合があります。

 

固形で臭いが酷く、黄色っぽいおりもの

このようなおりものの場合は、子宮頸管炎である恐れがあります。
この病気の場合は、おりものが液状になる事もあります。
そして、液状であれ固形であれ、臭いが酷くなって、黄色っぽくなる場合が大半です。

 

子宮頸管炎を放置しておくと、どんどんエスカレートしてしまいます。
そして、おりものの臭いはさらに酷くなり、粘度もさらに高くなって膿のような状態になります。
また、不正出血や下腹部の痛みなど、おりものではないサインが出る事もあります。

 

このように、おりものの異変が病気のサインである場合もあるのです。
おりものに変化が起きて、良くならない場合は、早めに医療機関に出向くようにしましょう。

 

おりものがピンク色だった時の原因

おりものがおかしいか否か判断するための要素は主に4個存在します。
1個目はおりものの分量、2個目はおりものの粘度、3個目はおりものの色合い、
そして4個目はおりものの臭いです。

 

これらの異変が、婦人科系統の病気の重大なサインとなっているケースもあります。

 

桃色のおりものが出る原因

普通、おりものは透明であった色もありません。
ただ、黄色がかったり白く濁ったりするようなケースもあります。
そして、桃色等になった時は何らかの疾患にかかっている恐れがあるので、
気を付けるようにしましょう。

 

おりものに血液が混じっているのかもしれません

桃色のおりものが出る原因で一番多いものは
「おりものに血液が入ってしまった」という事です。
普通は透明で色の無いおりものですが、血が混ざってしまうと桃色になる事があるのです。

 

生理の終わり際は、上記のような血が入ったおりものが出る事があります。
ただ、このようなケースでは危険はほぼありません。
ですが、生理など、特に原因が思い当たらないのに、このような桃色のおりものが出た時は、
何らかの病気のサインかもしれませんので気を付けましょう。

 

桃色のおりものが出た時に考えられる病気

生理に関係なく桃色のおりものが出た時は、子宮頸管ポリープ、子宮体癌、
子宮頸癌等に罹っている恐れがあります。

 

子宮体癌や子宮頸管の場合は、おりものが桃色になるだけに留まらず、
おりものの臭いが変わったり、おりものの分量が変わったりする場合もあります。
おりものの臭いは酷く、おりものの分量は増える事が多いです。

 

 

このような異変が生じた際は、早めに医療機関に出向いて診てもらうようにしましょう。
癌ではない子宮頸管ポリープに関してですが、
ポリープから出た血液がおりものに混ざってしまっている場合があります。

 

子宮頸管ポリープの原因や仕組みに関しては不明な部分が多々ありますが、
桃色のおりものがそのサインになり得る事は確かであると見られています。

 

 

おりものを桃色にする上記以外の誘因

それから、「老人性膣炎(萎縮性膣炎)」という老化のせいで起きる病気の場合も、
おりものが桃色になるケースがあります。
また、病気でなくてもストレス過多だと、おりものが桃色になる事があります。

 

おりものの老人性膣炎

重篤な疾患ではありませんが、おりものが桃色になったり、痒くなったり、
おりものの臭いが酷くなったりする場合があります。

 

おりものとストレス

ストレスが原因でホルモンバランスが乱れて、
子宮内膜が肌荒れに似た状態になる場合があります。
そうなると、子宮内膜が剥がれたり殖えたりして、血が出てしまう場合があります。

 

ストレスが引き金で生活習慣病になる事もあるので、
ストレスと上手く付き合っていくようにしましょう。

 

 

 

閉経後のおりものについて

ある程度の年齢になって生理が終了する事を指して「閉経」と言いますが、
閉経後もおりものは出ます。

 

おりものと閉経

閉経後もおりものは出るものの、生理があった頃と比べれば
徐々に減少していく事が大半です。

 

なぜ閉経後はおりものが減るのか?

女性ホルモンとおりものが出る量は深く関わり合っており、
特に「エストロゲン」という女性ホルモンとの関係性が深いです。

 

そして、このエストロゲンの動きは閉経が近づくにつれて徐々に鈍っていきます。
エストロゲンの動きが鈍れば、それに合わせておりものが出る量も減っていきます。
ですから、おりものが出る量と年齢は間接的に関係していると言えますね。

 

 

閉経後のおりものも大切です

閉経後はおりものが出る量が減りますが、閉経後にもおりものの変質には、
きちんと気を配るようにしましょう。

 

おりもの分量の急激な増加と関係する病気

閉経後は通常おりものの出る量は減るものです。
そして、反対に急に多くなってきた場合は気を付けなければなりません。

 

「ホルモンの動きが鈍っているのに、おりものの量が多くなっている」
という事が言え、何らかの疾患や不調のサインである場合があるのです。

 

 

このような場合に一番多いのは「老人性膣炎」と呼ばれる感染症の一種です。
膣に炎症が起きる病気であり、おりものが出る量が多くなる場合があります。

 

また、何らかの婦人系統器官に悪性腫瘍が生じた際にも、
おりものが出る量が多くなる事がありますから、油断してはいけません。

 

おりもので体調がある程度分かります

結局のところ若年層の女性だけでなく、おりものが出る全ての年代の女性は、
自分のおりものの色合い・臭い・分量・粘度などに気を配るべきであると言えます。

 

おりものが出る分量のピークは20〜40歳頃であり、閉経後は段々少なくなっていきます。
そして特に閉経後は、出る量だけに留まらず、粘度・臭い・色合い等が
大きく変わったのであれば、すぐに医療機関で診てもらうようにしましょう。
デリケートゾーンの臭い対策